E.B.Nash ナッシュマテリアメディカ
IRIS VERSICOLOR(iris)
アイリス
口、下、喉、胃までの全て、下痢があれば肛門 これら全てに灼熱感。
糸を引く粘質の嘔吐、粘性の嘔吐、ねばねばする粘液の嘔吐;床に置いた容器まで糸のように垂れ下がる
胃が関わる、あるいは肝臓が関わる嘔吐性頭痛(偏頭痛)で、頭痛の始まりに目の前がかすむ。酸っぱいもの、または苦い物を嘔吐。
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Irisはひどい吐き気と嘔吐を引き起こす もう1つのレメディである。小児コレラに非常に役立つ事もある。吐かれたものは概して非常に酸っぱく、そのために喉がヒリヒリする。
Irisのおレメディの胃の問題はしばしば焼けるような感じの舌、喉、食道、胃を伴い、もし下痢があれば、肛門の灼熱感も伴う。この消化管(口から肛門まで)の灼熱感は、このIrisに非常うに特徴的である。
嘔吐は常に酸っぱいわけではなく、苦かったり いくぶん甘かったりする事もあるだろう。大量の唾液の流れもある。私はかつて、胃に問題を抱える中年の女性のケースをとった事がある。この女性は頻繁に糸を引く性質のものの嘔吐、非常にねばねばする粘性の粘液の嘔吐の発作があり、それらは患者の口から床に置いた嘔吐を受ける容器まで紐状に垂れ下がるようなものだった。そして吐かれたものは暗い色になった;まるでコーヒーを挽いたような色。この女性は非常に弱々しくなり、全ての食べ物をすっかり吐いた。また夥しい、年生の唾液の分泌もあった。この女性は胃癌である事を考え、死に備え、遺言書を書き、家を整えていた。Kali Bichromicumが与えられたが何の恩恵ももたらす事はなかったが、Irisがこの患者を短い期間で完全に治癒し、それから10年になるが今も彼女は生存している。
Irisはまた、嘔吐性頭痛(偏頭痛)のベストレメディの1つでもある。
これらの頭痛は、胃または肝臓の問題に起因するようだが、しばしば目の前のかすみと共に始まる。 私はこのレメディ3dを与えていた;しかしその後は、50Mで与えていて、結果はより喜ばしいものである。というのは、より迅速で持続的なものだからだ。坐骨神経痛に推薦されるレメディだが、私はこの疾患に関してはそういった経験がない。消化管(口から肛門まで)に対してが、最もパワフルな作用をするようである。私はIrisを皮膚の問題に用いた事も決してない。
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