James Tyler Kent ケントのマテリアメディカ
calendulaのプルービングはほとんど価値がなく、内服投薬への指標としては期待できない。
それを解明できるようなものは、ほんの少ししかない。ケガにおいて、裂傷を伴う切り傷において、表面だけ、または開いたケガにおいて、Calendulaは無視できない。希釈したCalendulaをケガの局所に使うと、ケガを匂わないようにし、膿の量を減らし、最もうまく肉芽を形成させ、よって、表面的な傷の治癒において外科医の援助となる。
Calendulaは、開いた傷口、ひどい裂傷に必要とされる、まさに手当用品となる。Calendulaは局所的な痛みと苦痛を取り除く。
マリーゴールドほど、外傷をこれほど美しく治癒するものはない。
中にはホメオパシー的でないと言うものもいるが、「小事にかかわって大事を怠るなかれ 」という人もいる。根本体質的な症状があれば、全ての全身的な手当て用医薬品を中止し、根本体質的な症状に全ての注意を向けよ。
処方するために根本体質的な症状がない時もあるが、そこで大切なのは、局所的に清潔である事だけだという時がある。レメディを導くために必要となる症状を抑圧してはならない。
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