この非常に価値のあるレメディは、よりもっと頻繁に使われるべきである。
BryoniaとRhus toxで治癒されるような状態で示唆されるが、Abrotanum独自のケースによって その症状が特徴づけられる。
心臓の痛みを伴うリウマチの状態:鼻血;血尿;不安と震えがあり、またこの時 下痢の病歴がある。
突然下痢が抑制された後、上記の症状が続く場合、Abrot.が必要とされる。あらゆる関節のリウマチの抑制に続き、激しい心臓症状が起こる;Ledum、Aurum、Kalmiaに非常に似ている。
子供の消耗症(衰弱)において、非常に役立つレメディであり、頻繁に示唆される。やつれは下肢から始まり、徐々に上方へ広がり、顔は最後にやつれる;これはLycopodium、Natrum
mur.とPsorinumの反対である。
Bryoniaが示唆されているように感じて処方したのに、失敗に終わった時の肋膜炎を治癒する。呼吸困難、不安、冷たい汗(冷や汗)、心臓の痛みを呈する女性がベッドに横たわり、友人が彼女の死を見守るため周囲に集まっていた。聞くと、その女性は何カ月も片ひざのリウマチを患っており、家の中を歩き回るため松葉づえをついていたが、この発作の数日前強い塗布薬でそのリウマチを素早く治癒していた。ここでAbrot.が、この女性の健康を迅速に回復させた。
Abrot.は、吐くかもしれないと思わせる焼けるような潰瘍性の痛みを胃に起こし、また治癒する。
転移がAbrot.の顕著な特徴である。いわゆる1つの病気が、他に変化する時、常にAbrotanumへの注意が必要とされる。耳下腺の炎症(おたふくかぜ)が、睾丸や乳房の炎症に変わる、これは一般的にCarbo
v.かPulsatillaで治癒されるが、これらのレメディが失敗した時、Abrot.が治癒する事がある。
突然下痢が止められた後、出血を伴う痔と急性のリウマチが続く。上記で述べたAbrot.の症状の特徴を支持するものである。
Abrot.の患者は冷たい空気、冷たい湿った天候に敏感である。患者は背部痛を患うし、その症状は夜間悪化する。
少年の陰のう水腫を治癒する。臍から栄養をとっている乳幼児を治癒する。
下痢も便秘もある;便秘の時はリウマチが発症し、下痢の時はリウマチの調子が最も良い。下痢が弱まると(リウマチの)苦痛に満ち溢れる。下痢が(リウマチの)非常な緩和剤となる。Natrum
sulphとZincumのようである。
あちこちに鋭い痛みがあるが、特に卵巣と関節においてはこの鋭い痛みが顕著である。
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