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シリカsilica(sil.)

Ernest A. Farrington ファリントンのマテリアメディカ

SilicaあるいはSiliceaの未加工の状態は不活性である。水に溶けないので、システムにはほとんど影響を与えない。ハーネマンの定式に従ってポテンタイズすると、私達のマテリアメディカの中で最も価値のある1つとなる。ポテンタイゼーションの効能の素晴らしい実例である。

Silicaの偉大で重要な効果は、Silicaによる栄養素の変化にある。栄養素の変化は大人においてよりも、育ち盛りの子供において明らかであるので、Silicaの症状は、ほとんど幼少期以上の子供において現れると気がつくだろう。しかし、大人には禁忌だという事ではない。ただ、若者において、よりはっきりと効能が示されるのだ。その時、子供は不完全な栄養供給状態である。しかし、これは栄養の質の不完全さではなく、消化の不完全さに由来する。
頭部は不釣り合いに大きい;頭蓋泉門、特に前方は、開いている;腹部を除く身体は小さくやつれている。腹部は丸く、ふくよかで、しばしば腺病質の子供のケースのようだ。頭皮と首と顔を含めた頭部は悪臭の汗で覆われる。
顔は青白く、蝋のように青白く、土っぽい、あるいは黄色っぽい。
骨は発育があまり良くなく、筋肉も同様に発育があまり良くない。従って、子供は歩く事を覚えるのが遅い。Silicaは特に、くる病の子供に適応となる。関節の線維組織部分が炎症を起こし、腫れ、あるいは潰瘍を起こす。このため、関節、特に膝にコブのような外観を与える。

Thujaは特に神経系疾患とワクチン接種の悪影響において、Silicaと相補的である。
我々は、ワクチン接種の必要性に賛成する事を語るかもしれないけれど、純粋なウィルスが使われた時の不幸な症状が続く事を知らない。それゆえ、その作用に続く悪影響を中和する必要がある事もある。パリで、Sulph.を1粒与えられた後、ワクチン接種を受けている30,000人~40,000人の子供達を知っているし、それが、ワクチン接種そのものよりも、病気の発生を防ぐ事を知っている。丹毒の弊害のような痙攣や下痢が続く事があれば、Silicaを与えると治癒するだろう。Thujaはここで完璧であり、ワクチン接種の後の下痢に非常に良く、ワクチン接種熱が高い時も非常に良い。全身に現れる、発疹を伴うほうそうのような膿疱。
前にクレッシェンドマーク(だんだん悪化)をつけたMercuriusを記した事に注意してほしい。これはMercuriusはSilicaの後には良くないという事である。症候学的には類似的であるが、それらはうまくいかない。Silicaはmercuryの作用をアンチドートするが、ポテンタイズされた医薬として、お互いの後にはうまく働かない。よって、この2つのレメディの間での決定は用心すべきである。

Fluoric acidは骨の疾患へのSilicaの使い過ぎをアンチドートする。

Heparもまた、Silicaのいくつかの作用をアンチドートする。

●組織の炎症・おでき
私達は薬の効果を取り上げる準備が整った。
まず、細胞組織である。Silicaは、細胞組織への親和性のため価値ある薬として長く知られてきた。身体の広い組織の炎症、化膿へと進行する炎症で無痛性や機能が鈍いタイプのもの、悪性である必要はないが、永続的で慢性化していく傾向があるものである。ケースは解放に向かうというより、慢性化に向かう傾向がある。Silicaの蜂巣織炎が終わる時、持続性の化膿、持続的化膿、硬化がある。これらのいずれかの形で示されているだろう。私は既に、扁桃腺の腺が化膿し、治癒を拒絶する時のSilicaの適用についてこれを示した。
おでき、フルンケル(=せつ・面疔)、固まって再発するフルンケル、それらが容易には治療せず、むしろ継続的な薄い水っぽい分泌物や、膿漿状膿さえある。それは通常悪臭があるか、どろどろした膿である場合もある。こういった時の治療にもSilicaは見られる。
Silicaは、結合組織の炎症を生みだす傾向があるために、おできを防ぐレメディとして示唆される事がしばしばであるかもしれない。
致死性疾患にも示唆され、カルブンケル、特にカルブンケルでは一般的な場所、肩と首の間のものに適応となる。
Silicaは硬化にも使われる。例えば、おできや膿瘍、他の器官の柔組織を含む他の炎症の治療の後、可塑性の滲出液があるかもしれず、そのため硬化した炎症が起きた時、この硬化はSilicaで緩和される傾向がある。
この効果がSilicaをGraphitesと並び位置づける。Graphitesは硬化した表皮の吸収傾向において、さらに瘢痕の除去への効果においてさえ、思い出されるレメディである。
同様の事がPhytolaccaにおいても言われているが、まだ確認不足だと私は思う。Graphitesが既に得ているような確証がない。
Silicaはこれらの硬化においてうまくいかない事もあると気付くだろう。その時、1粒のSulphurを間で用いると、Silicaの作用をうまくいかせる。

●骨・潰瘍
潰瘍において、Silicaは有効だと分かる。実際に、全ての潰瘍において、良性・悪性両方で良い結果が得られるだろう。その明白な特徴は、骨の病気からの潰瘍という事であり、それはカリエス(骨瘍)や壊疽のような関節のあたりに現れる腺病質の潰瘍、脊椎カリエスから背中に現れる潰瘍、特に瘻管と関係する股関節病における臀部あたりに現れる潰瘍、のようなものである。膿は薄く、悪臭があり、血液が混ざっていたり、チーズのような粒子が混ざっている事もある。自然に治癒する傾向はほとんどない。これらの潰瘍は温かさで緩和され、冷たいもので悪化する。

Silicaは骨に作用する。骨が曲がった腺病質の子供において示されるものだと分かる;脊柱変形がある。側面が曲がっているだけでなく、脊椎そのもののカリエス(骨瘍)があるのだ。

分泌物が薄く悪臭がある時、あるいは関節に開いているがある時、股関節、または膝関節の病気においても示唆されるだろう。患者は線描体質で、根本体質的特徴で、既に述べたようなSilicaの患者に属するものを呈している。列挙されたその症状に加えて、Silicaの患者は悪臭のある足汗があるかもしれず、これがつま先のひりひりと、皮むけを起こす傾向もある。悪臭のある、わき汗がある事もある。私は、わき汗のベストなレメディはPetroleumだと信じている。子供は、化膿した腺が腫れる傾向もある。これらの症状は触られると悪化するという事が顕著で、実際触られる事への特別な感受性がある。私はここでLachesisと比較するだろう。患者は触ってほしくないと思う。この症状を述べるのは2つの理由からである;1つは石灰塩の密接な類似からの鑑別に役立つからである。もう1つは、神経への作用を語ると、Silicaの特性を示すからである。

Silicaと関係するレメディとのちょっと比較してみよう。
Asafoetidaは骨からの悪臭のある分泌物がある。けれどもそれは潰瘍の周りの耐え難いひりひり感で区別される。例えば、脛骨のカリエスで、外への出口を伴い、膿みの分泌があり、潰瘍の周りの部位がひりひりし、触られる事に敏感で衣服の着用に耐えられない。

Phosphorusは骨の病気においてSilicaに非常に類似している。瘻孔を伴う膿瘍において似ているが、特に乳腺膿瘍において似ている。骨のカリエスにおいても似ており、特に壊疽において似ている。SilicaのようなPhosphorusは、神経系の過度な興奮がある。
Platinum mur.も骨のカリエスおいて価値がある。

他に上腕骨、脛骨、大腿骨などなど長骨のカリエスに特に役立つAngusturaもある。
STRONTIANA CARBONIEAは特に水様下痢を伴う大腿骨カリエスに有効である。

ゲティスバーグの塩はリチウムの炭酸塩が豊富で、まさにSilicaのような症状に非常に役立つ。即ち、カリエス性の潰瘍や、関節周りの潰瘍、そういったものが股関節病や、脊椎のカリエスで起こった時などである。分泌物は刺激性でひりひりする。

●Calc.とSilicaの違い
腺病質の病気子供においてSulphur、Calc.、Lyc.はSilicaに似ている。
Calc.とSilicaの違いは以下の通りである:Calc.の頭部の汗は頭皮に限られ、悪臭があるというより、酸っぱい。足もまた汗で湿っているが、Silicaのように汗のために足がひりひりしたり、皮がむけたりはしない。Calc.には、Silicaにある触られる事への敏感さはない。
頭部の汗の間、身体は乾燥していて、この点においてSilicaはRhus-t.のちょうど反対である。Rhus-t.は身体に汗があり、頭部は乾燥している。

●扁桃腺
扁桃腺において、扁桃腺が膿み、膿みが出て、治らない時、Silicaは示唆される。特にくる病の子供にこういう状態が起こった時示唆される。

●粘膜
粘膜はSilicaの作用では良くならない。耳漏、耳からの悪臭のある分泌物、水のような、凝乳状の耳漏がある: ホエー(乳清)に見られるような凝固。 しばしば、鼓膜がそこからの膿みの分泌で貫通しているのを見る。病気によって乳様突起が関与した結果、分泌には小さな骨の破片も含まれる。

●目
角膜炎もあるが、特に脱落性潰瘍形成の傾向がある。これらの潰瘍の脱落と、角膜への穿孔はNitric acidのようである。Silicaの子供において、これらは血管性ではないので、周辺組織への浸潤はない。前房蓄膿がある。まぶたが腫れ、化膿した麦粒腫で覆われる。
●鼻
鼻への疾患。Silicaは特に、粘膜に潰瘍がある時、鼻のカタルに役立ち、分泌物は薄く、血が混じり、ひりひりするようなものである;あるいは乾燥しているかもしれず、その時は鼻の乾燥に苦しむ。カタル性の進行が後方へ広がり、耳管の出口も含むようになり、耐え難い痒みと、この場所のムズムズ感をもたらす時もまた役立つ。
枯草喘息のいくつかでもSilicaは見られる。特に、鼻の痒みとムズムズで始まり、ひどいくしゃみと、鼻からのひりひりする分泌がある。

●肺
Silicaは肺への作用もある。胸骨上窩からのムズムズする咳を伴うしわがれ声と、耳触りと、乾燥をもたらす。Rumex crispusもまたこの咳がある。髪の毛がのどや喉頭、気管にあるような感じもする。咳は冷たい飲み物で励起され、Rhus-toxのようである。
Phosphorus, Rumex, Ambra griseaなどのように、咳が話す事で励起され、Phosphorus, Rumex,Lyc.のように夜横たわると悪化する。それらが粘液の嘔吐で終わる事もある。

Silicaは結核の化膿性段階において役立つ。その時、初め乾いた咳は、ゆるくなり、悪臭のある膿様粘液の痰を伴う。ひどく重症な肺病で、老人の粘膜を見るだろう。ひどい疲労の後、患者は汚らしい痰を出すが、それはひどく悪臭がある。Silicaはこれらのケースを治癒しないだろう。一時的に緩和するだけだ。
PHELLANDRIUM AQUATICUMは、ひどく悪臭がある痰が出る、この肺病の最終段階で優秀なレメディである。
咳の間を除き、息に悪臭がない気管支カタルにCapsicumを覚えておく事を助言する。
Capsicumの患者は筋がゆるみ、痰を出す事ができない:そこで、そこにとどまり、痰が分解されるのを待つ場合もある。元々空気の呼気は悪臭がないのに、肺の非常に深くへ空気を吸い込むと、悪臭のある匂いが顕著となる。

●下痢
Silicaの下痢で、便は悪臭があり、通常痛みがなく、不消化下痢である。子供は食べ物を吐く。これらの症状は特徴的な皮膚の病害と関係があり、Silicaの子供を構成する根本体質的特性である。Silicaの便秘はこの特色がある。便は直腸から少し出て、また逆流するような感じだ。この症状は容易に説明されるものだと思う。直腸に押し出す力が不十分なのだ。便を非常に力み、いくぶんかは押し出される。力むのをやめると、便は戻る。次に、Silicaの神経作用を覚えておくべきである。ここに非常に特殊な効果があるのだが、これは最初ダナム医師により指摘されたものである。Silicaは麻痺と麻痺性衰弱を引き起こす傾向がある。脳と脊髄両方の神経への栄養素が不完全である事に起因するようだ。

●脊椎・麻痺・癲癇
脊椎の病気に伴う麻痺性の衰弱のレメディとして覚えておくべきだろう。しばしば、この状態の時、既に述べた特有の便秘がある。これらの全ての麻痺性の問題では、神経的刺激への過剰な感受性がある。この感覚は病的に鋭い。脳と脊髄は、普通の震盪や振動にさえ耐えられない。体の表面は感じやすく、接触に敏感。冷たさは症状を悪化させ、熱は緩和させる。

Silicaは、はっきりした前兆を伴う癲癇的特徴の痙攣に投与されるかもしれない。その時、痙攣はBufoやNux vomicaのように、みぞおちから始まる。発作は特定の月のフェーズでやってくると言われてもいる。患者は精神的、あるいは感情的ないかなる過労によっても、悪化する。

●頭痛
Silicaの頭痛は神経的特性がある。いかなる過度な精神的疲労にも刺激される。通常、眼窩上に生じ、概して右目の上が悪化する。どのような騒音、動き、震盪でも悪化し、頭部を包まれ温かくされると好転する。圧迫されるからではなく、温められる事で緩和するのだ。鋭い、引き裂かれるような痛みが脊椎から頭部へ起こる。発作の真っ最中、胃の交感神経の関わりから、吐き気と嘔吐が起こりやすい。ここでMenyanthes、Paris quadrifoloa、Magnesia mur.と比較すべきである。Menyanthesは最初にダナムによって確認された。頭に、うなじから来る頭痛という特殊な頭痛がある。破裂するような痛みがあるが、それは、脳の膜が引っ張られ、頭蓋骨を押し破るような痛みである。これは温められるより、むしろ圧迫される事で緩和される。
Paris quadrifoliaは脊髄からの頭痛がある。うなじから上がってくる頭痛で、頭が非常に大きくなるような感じをもたらす。
Stront-c.はうなじからから起こり、そこから頭へ広がる頭痛である。それはSilicaにそっくりである。付帯的症状でSilicaとStront-c.を区別しなければならないだろう。
Silicaによりもたらされる他の神経性症状もある。患者は目まいがあるが、それは痛みのように、脊椎から起こり頭部に至るようだ。そのためにバランスを取る事が難しくなる。転ぶのではないか、常に左へ向かっているのではないかという恐怖がある。話しはどこか混乱している。自分が望む事にぴったりの表現をつかむのが難しいと気が付くが、これは普通の会話においてでさえである。のろく、無神経で、たるんでいて、無気力な人には使えない。

●脳
Silicaは脳に作用するように、全身の運動機能衰弱を起こす脊椎にも非常に作用する。ここでも、同様の被刺激性を伴う。首が硬直し、頭痛を起こす。この首の硬直は寒さから来るものではなく、様々な筋肉のリウマチから来るものでもなく、脊椎の被刺激性(過敏症)から来る。背中のくびれ部分が、叩かれたように、つき砕かれたように痛む。患者は長時間座った後、またはでこぼこの道をドライブした後、尾骨あたりの痛みと、痙攣を訴える。

●手足
足が震える。動かすと疲れる、特に朝は疲れる。動物性体液の喪失は特に症状を悪化させる。例えば、射精、性交はこれを起こし、あるいはその後に起こり、全身に打撲様の痛みがある。歩行性運動失調を示す脊椎の症状があるかもしれない。指が、脱力を伴い、硬直したように感じる。下にして寝た側の身体がしびれる。
●リウマチ
Silicaは慢性的リウマチに役立つ。遺伝性リウマチ治療において信頼されるべきレメディの1つである。とりわけ、肩の痛み、関節の痛みであり、これらは夜悪化し、覆われていないと悪化する。
ここで関係あるレメディのLedumは、悪化においてSilicaとちょうど反対である。患者は覆われる事で悪化する。症状は通常、足から上へ広がる。

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