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con.conium Maculatum

Ernest A. Farrington ファリントンのマテリアメディカ

CONIUM MACULATUM (con)
ドクニンジン


Conium maculatumは 脳脊髄(中枢神経系)の抑制剤として作用する。下から上へ広がる不全麻痺の状態を発症する。不全麻痺は上半身に発症する前に、下半身に発症する。ドクニンジン(Conium)が致死量摂取されると、まず、歩行が困難になり、足が動かなくなったようになる。毒が作用してくると、他や、生命維持に必要な器官にも広がる。肺が冒される; 呼吸困難がある; 脈が不規則になり、心筋に発作状態を呈する。 この時まで、患者の精神は全く明瞭である。 ついに、意識消失が起こり、患者は脳脊髄中枢神経の麻痺で死ぬ。

私達は、老齢に起因する疲れ切ったシステムの状態にCnoimを役立たせられるかもしれない。
ジフテリアや腸チフスのような重篤な病気の後や、悪癖の性的不道徳行為の続発症、自慰行為、にも使えるかもしれない。Coniumの麻痺において、感覚はほとんど伴わない。ここでの類似はGelsemiumで、機能性運動麻痺を生みだし、またジフテリア後麻痺の卓越したレメディである。

性的な過剰さの影響の治療において、その精神症状から、私達はConiumは偉大な効能があると見出す。Coniumは心気症の完全な像をもたらす。患者は憂鬱である。Coniumは禁欲からこの精神状態を起こす時、Coniumを与えて良いかもしれない。

ここでは、ZINC OXIDE がConiumに非常に類似している。Coniumは憂鬱なレメディであり、一方ZINC OXIDE は衰弱も苛立たしさ(刺激に反応しやすい)もあるレメディである。

目まいが、脳貧血のために起こっている時や、ベッドで寝がえりを打ち悪化する事で特徴づけられる時、Coniumを目まいに使えるだろう。しばしば、まるで頭がぼっとするような、脳の麻痺した感覚と関連づけられる。

Coniumとしては腺組織に作用し、私達は、腺病質のレメディとして期待する。Coniumは腺病性眼炎において示唆される; Coniumを必要とする特徴的な症状は; 炎症の程度に不釣り合いな、ひどい過度のまぶしがり症。これに加えて、ホートン症候群(*側頭動脈炎による群発頭痛症候群 )と三叉神経痛があり、普通は片側にあり、寒さ・冷たさで悪化し、その影響で頬は暗赤色になり腫れる。

Coniumは耳あかに作用し、量を増やし、暗い色、噛み砕かれた紙のようにする。

これらのケースの適切な治療は注意深い注入器の使用で、たまった耳垢は除去されることで、その後Coniiumを与えると新たにそうなるのを防ぐ。

Coniumは胸部に非常に永続的には作用しない。
私達は、痰を吐きだせない場合、Coniumが肺病に役立つと見出している; 患者は再度、痰を飲み込まなければならない。Coniumは特に日中の咳の苦しみに役立つ。

Coniumは心臓を弱らせ、脈をある一瞬はきちんと規則的に、次には静かに弱く不規則にする。この症状は年をとったConiumには珍しくない兆候である。

腺の病気と、腫瘤の悪性形成におけるにConiumの使用は、腺の肥大化、腺腫を生みだすConiumの力に由来する。腺疾患は石のように固い。これらの硬化は乳房、睾丸、子宮で非常によく見られる。普通、痛みはわずかか、全くない; しかし、時々、射るような痛みがあるかもしれない。Coniumは、恐らく、硬性癌において示唆されるだろう。Coniumはまた、挫傷や打撲傷が硬化した時も示唆されるかもしれない。

Coniumには炎症があり、これは悪性疾患の炎症に非常に似ている。Coniumは口の中には、壊疽性口内炎(ノーマ・水癌)の像を与える; 舌と粘液を分泌する表面が腫れ、悪臭のある分泌を伴う; その部分は灰色、灰色がかった色合いで、壊疽にかかっているかもしれない。嚥下に非常に困難があり、喉の痙攣を伴う。

胃がんにおいて、吐血、灰色がかった黒い物質の嘔吐がある。灰色がかった黒い物質とは、血液の腐敗したもの、壊疽した組織の破壊されたもので構成されている。

Coniumは便秘において、特に便の後、気絶するような感覚がある時、Nux-vomicaのコンプリメンタリー(相補的レメディ)である。

AMMONIACUM GUMMI はアラビアで、非常に大きく成長した木から得られら樹液である。AMMONIACUM GUMMI は、目の病気の治癒に非常に評判を得ている。私は眼精疲労における使用で成功した。眼精疲労は、特に夜、人工照明で目を使った時、目がズキズキ痛み、焼けるようなものだった。このようにAMMONIACUM GUMMIは 働き過ぎによる目の疾患で、非常な充血がある時に使われるBelladonnaと、働き過ぎ、または細かい仕事から全ての目の組織の過敏症がある時に示唆されるRutaの間にある。


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