Ernest A. Farrington ファリントンのマテリアメディカ
SABADILLA(sabad)
サバジラ:ユリ科
Veratrum albumのようにSABADILLA は精神的症状に有効なレメディである。想像上の病気のケースにおいて効果的に用いられるかもしれない。例えば、単に鼓腸から膨らんでいるのに妊娠したと想像している患者などである。; あるいは、喉に恐ろしい病気があり、それが致命的になりきっと死ぬと想像している患者である。
THUJAは、自分が2人とか3人いるという想像をするという症状があったり、自分がガラスでできていて、そのために少しでもさわれれると壊れてしまうという継続的な恐怖がある。
Sabadilla はインフルエンザにおいて有効である。外気にあたった途端、激しい痙攣的なくしゃみと落涙がある。; 喉もまた影響を受ける時、扁桃炎の完璧な像を与える。左側の苦しみは、右側へ広がる。;痛みは空嚥下で悪化する。時々、喉に糸や紐のような感覚や、あるいは喉を紐で縛られたような収縮感もある。
Sabadillaをまた、回虫において用いる。特有の疝痛と関連して吐き気と嘔吐があり、まるで腸が車輪のようにねじれて回っているような感じがする。
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