PALLADIUM(pall) Palladium
パラジウム
Palladiumは主として女性生殖器に使われる。Palladiumの精神的症状の特徴は、性的な症状にその源泉がありそうであり、精神的症状により、臨床に使える有効で的確なグループを作る。患者はよく涙を流す。精神的な興奮に苦しむが、特に仲間といる時そうなる。イブニングパーティーの翌日は、常に症状が悪化する。簡単に機嫌を損じ、非常に強い言葉を使いがちである。自分は非常に無視されていると想像し、そして他の人の良い意見に非常に重きを置いており、これがまた患者を非常に苦しめる。Platinaの女性は非常に異なる。Platinaは得手勝手なある別の形である。Palladiumのもとでは、プライドは簡単に傷つけられる。Platinaにおいては、患者は傲慢で利己的である;他の人は自分にはふさわしくないと、他者を見下す。
Palladiumには非常に特徴的な頭痛がある。それは患者を非常にイライラさせる頭痛だ。頭頂を横切り、耳から耳へと広がる。顔は血色が悪く、目の周りに青い輪がある。また吐き気もあり、通常夕方悪化し、非常に酸っぱいげっぷがある。腸には便秘があり、便はしばしば白っぽい。
次にPalladiumの特別な子宮の症状に進もう。子宮の症状は非常に多くみられる。症状は次の通りである: 下方への圧迫感を伴う腹部のヒリヒリする感じがあり、これは子宮の病気では非常に一般的である。;その日のあらゆる身体運動の後、子宮と膀胱の痛みがある。; 子宮にナイフのようなもので切られる痛みがあり、排便後緩和する。; 腰のくびれた部分に、継続的に披露した感覚;非常に疲労して、めまいがする(よろめきながら歩く)。;眠く感じる。;全身に、ひりひりする感じと、打撲傷を与えられた感じがすると訴える。;骨盤の深くにある鉛のような重たさがあり、どんな身体運動からでも悪化し、立っている事から悪化する。;患者にとって歩く事は立っている事よりもまだ退屈度合いは低い。; 左を下にして横たわると緩和する。;へそから骨盤にかけての電撃痛を伴う右の卵巣のあたりの腫れ。これはまた押し下げられる感覚を伴い、さする事で緩和される。 これらの局所的な症状は、精神的症状とともにPalladiumの完全な像を構築する。
PalladiumのようなArgenticum Metallicumは、卵巣と子宮に作用する。Argenticum Metallicumは左の卵巣の症状を伴う時の子宮脱出症において有効である。Argenticum Metallicum特有の特徴は、左の卵巣がとてつもなく大きくなるような感覚である。
他にLILIUM TIGRINUMもある。これはPallatiumとPlatinaの両方に似ていて、これら3つのレメディを一緒に心に覚えておかなければならない。この3つは全て、イライラした興奮性があり、「怒りやすい」ところと、「物事が正しく進まない」ところがあるが、Palladiumだけが攻撃への感じやすさ・過敏さがあり、Platinaだけが傲慢さがある。
HELONIASもまたPalladiumに似ている。HELONIASも興奮性があり(イライラし)、ひりしりし、とりわけ、「疲労」という感覚がある。
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