BRYONIA ALBA (bry)
WHITE BRYONY, WILD HOP CUCURBITACEAE ブライオニア(ウリ科・植物)
Bryoniaは痛風、あるいはリウマチ素因のある人に最も適する; いわゆる胆汁性の発作のありそうな人。Bryoniaの患者は、怒りっぽく、烈しく、怒りやすい傾向; 暗い、または黒い髪の毛、浅黒い肌の傾向、硬い筋繊維、神経質、ほっそりした人(Nux.)
●痛み:
縫うような、裂けるような痛み、夜9時に悪化; 動きで悪化、息を吸うと悪化、咳をすると悪化;
完全な休息で好転、痛みのある側を下にして横たわると好転(Petl.Puls.縫うような痛みがあるが、好転と悪化は反対、Kali-c.)
全身の粘膜の極度の乾燥; 唇と舌の乾燥、からからに乾き、ひび割れた;便、乾燥しまるで焼いたような; 咳、乾燥、耐え難い、乏しい痰を伴う;尿、色が濃く、量が乏しい;非常な喉の渇き(長い感覚で多くの量を飲む)
代償性月経; 月経が来るべき時に鼻血(Phos.); 喀血、または吐血
悔しさ、屈辱、怒りから発症(Clo.Staph.); 寒気と冷たさを伴う暴力性; 怒りの後の寒気があるが、頭部の熱さと顔の赤さを伴う(Aur.)
病訴:
寒い日の後、温かい天気が始まる時;暑い天候で、冷たい飲み物や氷をとることから; 夏に冷たいものをとった後、あるいは暑くなった後; 暑くなりすぎた時、冷やす事から(Aeon. Hep.); 分泌物の抑圧、月経の抑圧、母乳の抑圧、急性皮疹の発疹の抑圧
Bryoniaの主要な特徴の1つは、どのような動きでも悪化すること、完全な休息と緩和が対応している事であり、これは精神的にも身体的にもいえる。
持っていない物、あるいは差し出された時に拒否した物を、すぐ欲しがる。
運ばれたり、高く持ち上げられたりする事を嫌がる子供。
せん妄:自分の仕事の事を継続的に話す;ベッドを抜けて、家に帰りたがる(Act.Hyos.)
左腕と肢の絶え間ない動き(Apoc. Hell.)
吐き気と失神状態のため、患者はきちんと座っていられない。
非常な喉の渇きで、長い間隔で非常に多くの量を飲む。
頭痛: 前に屈んでいる時、脳が額から爆発していきそうな感じ;アイロンがけから(Sep.); 咳をする時; 朝、起きた後、あるいは最初に目を開けた時;朝始まり、夕方までだんだん増す; 便秘から(Aloe,Collin.,Op.)
みぞおちに石があるような圧迫; げっぷで緩和(Nux, Puls.)
便秘:不活発で、その傾向がない; 便が大きく、固い暗い色で、乾燥し、焼いたような感じ; 海へ行くと(Plat.)
下痢:
暑い天気が続いている間下痢; 肛門にヒリヒリする痛みを伴う胆汁性の下痢、刺激性の下痢; 汚水のような下痢; 未消化の食べ物の下痢; 暑くなりすぎた時冷たい飲み物から下痢、フルーツやザウアークラウトから下痢; 朝、動くと悪化、たとえ手や足を動かしても悪化
重い、石のように固い乳房; 青白いが固い; 熱く、痛みがある; 胸で支えなければならない(Phyt)
咳:
乾いている咳、痙攣的咳、空嘔吐と嘔吐を伴う(Kali-c.): 胸の内部に縫うような感じを伴う; まるで頭が突然粉々になりそうな頭痛を伴う咳; 食後に悪化、飲むと悪化、温かい部屋に入ると悪化、深く息を吸うと悪化
コンプリメンタリー(相補的レメディ): Alumina, Rhus.
類似レメディ:
Bell., Hep. 急いで話したり、急いで飲む事について
Ran.、胸膜炎における胸部のリウマチ性の痛み
Ptelea. 肝臓あたりのうずく痛みとだるさ; 右側を下にして横たわると好転、左を下にして横たわると非常に悪化; 左へ向きを変えると引っ張られるような感覚が引き起こされる
Bryoniaの後:
Alum., Kali c, Nux, Phos., Rhus, Sulph. 動き、疲労、触れられると悪化; きちんと座っていられない、失神しそうか、病気か、あるいはその両方; 温かさ、温かい食べ物; あらゆる分泌の抑圧
●好転
横たわる、特に痛い側を下にして横たわる(Ptel.Puls.); 圧迫; 休息; 冷たさ、冷たい物を食べる。CACTUS GRANDIFLORUSサボテン科
多血症気質の人の血液のうっ血(Acon.); その結果しばしば出血;多血性卒中
死への恐怖; 不治の病であると信じる(Ars.)
出血:
鼻、肺、胃、直腸、膀胱から(Crot. Mill.Phos.)
頭痛、頭頂にひどい重さがあるような圧迫(圧迫で好転、Meny.); 更年期の(Glon.Lach.)
頭痛と神経痛; うっ血性、周期性、右側、重度の、拍動性の、ズキズキ痛(拍動性疼痛)
全身がカゴに入れられたような感じで、その全ての針金が、きつくきつく一緒に寄りあわされたような感じ
収縮(しめつけ):
のど、胸部、心臓、膀胱、直腸、子宮、膣; しばしば起こる、あるいはわずかに接触するだけで、もたらされる
胸部の圧迫感、非常な重さがあるような感じ; 鉄のバンドが普通の動きを妨げているような
胸の下の部分をコードできつく巻かれた感覚、横隔膜の癒着があるような感じ
心臓が、まるで鉄の手で握り締められ、素早くその鉄の手を開かれたような感じ; 縛られたような、”鼓動を打つ余地がない”
あらゆる所に痛み; 射るような痛み、電光のように急に襲いかかる痛み、鋭い、しっかりつかまれるような痛みにで終わり、また同じ状態に戻るだけ。
横たわっている時月経の出血が止まる(Bov.Caust.)
動悸:
昼と夜; 歩くと悪化、左側を下にして横たわると悪化(Lach.); 月経が近づくと
発熱発作は午前 11時と午後11時に再発
●レメディ関係性
比較:Aeon., Dig., Gels., Kal., Lach., Tab.
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